「アヒルを作ってね!」ただそれだけの言葉から生まれたのがこの様々なアヒルたち。6つのブロックという同じ素材で、それぞれの想像力と創造力から生まれるアヒル。そのどれもが正解であり、すばらしい個性の表れなのです。 レゴ®ブロックを組み立てることを通して、一人ひとりのストーリーが生まれ、人とのコミュニケーションが始まります。
8つのポッチのある同じ色の基本ブロックが2個で、24通りの組み合わせができます。
3個で は、1,060通り。さらに6個のブロックでは、組み合わせの数が、何と一億以上。正確には、 915,103,765通りにもなります。
すなわち、レゴ®ブロックは完成された玩具ではなく、無限の可能性を秘めた素材なのです。
レゴ社では、製品の安全性と品質を何より大切にしています。1932年の創業以来、レゴ社の理念である、「Only the best is good enough. (子どもには最高のものを)」の元、レゴ®製品は開発し製造されています。
現在のスタッド(ブロックの上部ポッチ部分)とチューブ(ブロックの下部)方式のレゴ®ブロックが開発されて2008年で50歳を迎え、現在では親子2世代、3世代で受け継がれ愛用されていますが、そのブロックは0.002mm以下の誤差という精巧さで製造されています。
素材にはABS樹脂を採用し、毒性がない上、他の樹脂に比べ変色・変形が少なく熱にも強いという特性を持っています。ブロックを連結させるため、幾分の柔軟性を持たせており、万が一強い圧力がかかって割れてしまっても、鋭利に割れることがないように材料が配分されています。
また、レゴ®ブロックに鮮やかな原色が使用されている理由は、子どもの発達に色が非常に重要とされているからです。鮮やかな発色のブロックは子どもの健やかな成長を促します。
米国タフツ大学教授クリス・ロジャー氏は「どうやって問題を解決するか、どこを探せば答えが見つかるかなど、そういったツールさえ与えれば、子どもたちはどんな問題でも解決できる」と説いています。
社会が求めているのは、単なる知識の蓄積ではなく、オリジナリティのある考えや、人との協調性やコミュニケーション力、新しい知識を吸収する力です。レゴ®ブロックの教材は、これらの力を引き出すツールなのです。
レゴ®ブロックの魅力を専門家の皆様に語っていただきました。
「手で組みたてながら作ることで、知識や理解、そして独創性を構築する」
米国マサチューセッツ工科大学(MIT)
名誉教授シーモア・ババート
"知識"は、理解するという事のほんの一部分に過ぎない。
本当の理解というものは、実体験から得られる。
知識は組み立てられるものでありすなわち構造的である。
レゴ®ブロックは本を読んだり、パソコンと向き合うだけでは得られない、“実体験”による学びを可能にします。
しかも楽しく遊びながら。
「子どもは学びのデザイナー」
同志社女子大学教授
上田 信行
21世紀の子どもは学びのデザイナーです。
ワクワク、ドキドキするような学びを自ら開拓し、学びのプロセスをふりかえりつつ経験を再構成していく。
このような学びのセンスは、仲間と協同して「ものづくり」に夢中になることによって確実に鍛えられ、磨かれます。
レゴ®ブロックを使った学びの魅力は、子どもが考えをカタチとして表現し、可視化することによって仲間とアイディアをシェアーできるところにあります。
みんなで何かをつくりあげながら、そこでの経験を語り合い、リフレクション(反省)を通してアクティヴィティを改善していく。
創造的な学びは、このようなプレイフルな場で生まれるのです。
「体験的かつ自然に、総合判断力のセンスを向上させる学習環境の構築に大いに役立つ」
慶應義塾幼稚舎
鈴木 二正
これからの21世紀を生きていく子どもたちに身に付けて欲しいのが、自分で物事を判断する力です。
そのためには、状況を見極め、情報の整理を行って、評価する力も同時に必要となってきます。レゴ エデュケーションのツールは、そういったスキルを、子どもたちの日常生活のあらゆる場面において総合的に高めるための教材教具のひとつとして注目されています。
それぞれの教育段階に応じたかたちで、自由にテクノロジーを駆使して、体験的かつ自然に、総合判断力のセンスを向上していけるような子ども本位の学習環境の構築に大いに役立つものとして期待も大きいといえます。
「自然の欲求に従うことが何よりも大切」
デンマーク教育大学助教授
ハンス・ヘンリック・クノップ
子どもたちにとっては、やってみたい、学びたい、創造的でありたいという、自然の欲求に従うことができるのが何よりも大切なことなのです。
子どもたちを的確にサポートし、適切なチャレンジができるような環境を創りだすことができれば、次の世代の子どもたちはわれわれの水準に到達するのみならず、多くの点でわれわれをはるかに超えていくことになるでしょう。
「制約のない問題解決が可能」
米国タフツ大学機械工学科助教授
クリス・ロジャーズ
学校とは、子どもたちに身の回りのあらゆる物事に好奇心を持つように教える所、つまり、いかに問題を解決するか、どこへ解決策を探しに行って答えを見つければよいかを教える所だと思います。
このようなツールを与えてやれば、子どもたちはどんな問題でも解決できるのです。
レゴ エデュケーションのツールによって、子どもたちは制約のない問題解決が可能となり、好奇心を持つようになります。
そして教師の助けを得て、自分たちの疑問に対する答えを見つけられるようになるのです。
「探求を通じて学ぶ」
英国シェフィールド サウジー・グリーン中学校長代行
リンダ・クールソン
レゴ エデュケーションのツールは楽しく挑戦のしがいがあり、高い意欲を引きだします。
このツールを使用した際、問題の解決や、得ようとする結果の背後に潜む原因の解明にあたって、多くの生徒はほとんど教師の手助けを必要としないことが分かりました。
発見したことをスクールで話し合った際、子どもたちが探求を通じて気づいたことや、学んだことの内容には非常に驚かされました。